MASUKEN BLOG - Masuda Kentaro OFFICIAL BLOG

今回初めて雨による中断がありました。
コートには一斉にカバーが掛けられますが、あれがどんなタイミングで行われるかご存知ですか？
通常の大会での中断は、各コートでの選手の主張や、主審が判断して、各コート中断に入るタイミングはまちまちです。
でもウィンブルドンはアナウンスもないのに、各コート一斉にカバーが掛けられます。
自分も去年初めてそのことを知ったのですが、会場のあちらこちらによーく見ると、こんな数字があるのです。これをコートサイドに必ず待機しているボーラーの部隊が見ていて、数字が１なら問題なし、２ならスタンバイ、３でカバー開始、４でカバー解除となっているらしいです。
事実今も数字は３でカバーがかかった状態です。
大会側は常にレーダーを見て判断しているので、とにかく行動が正確ですばやいです。
晴れていてもあと２０分後に強い雨が来るから、まだ試合には入りませんというアナウンスが流れ、実際その通りになるくらい正確です。
そんな訳で今会場はこんな感じです。

昨日夜１７時超えて愛ちゃんのシングルスが入りました。とにかく攻撃的なプレーで、２ndセットを落としても全く怯まず、最後は相手を圧倒する形で勝利しました。
森田、波形組みのダブルスも４日目にして本戦に欠場が出てラッキールーザーで本戦に入りました。
女子のグランドスラムの、特にシングルスではなかなかラッキールーザーが出ないそうです。理由はポイントが他の大会に比べて非常に多く獲得出来ることと、賞金は本戦に参加出来るだけで１８０万～２００万円獲得出来るからだそうです。（２００９年からこの格差は見直されるそうですが）
男子は他の大会と比べてそこまでポイントの差がないですし、賞金もそこまで格差はありません。
今回も女子のシングルスは１つの欠場もあませんでした。
だからこそみんな必死でトップ１００位を目指すんですね。これがグランドスラム本戦のボーダーラインになりますから・・・。